レンはそのまま体ごと覆いかぶさり、何も言わずにわたしの胸元のリボンに手を掛ける。
え、ちょっとまって、何・・・やってるんだろう。

「どうしたの?」

聞いてみても、何も反応はない。
更に進んで、リボンをほどき、ボタンを1つ、2つとはずしていく。

えっ  何・・・?
どうして??

レンの顔を恐々と見る。レンは無心に、そして深刻そうな表情で、とにかく無心にボタンを外していた。
3つめのボタンが外れかかったあたりから、わたしは自分の顔が熱くなっていくのを感じる。

待って、ほんとにこのままじゃ脱がされちゃう。

ボタンにかかる手を掴んで抵抗するけど、びくともしない。